現代社会の経済に豊かさと利便性をもたらし、人々の暮らしを支える産業は、同時にその大きな役割の陰で、大切な資源の消費・膨大な廃棄物の排出など、多大な問題を抱えています。

　そんな現代産業の流通の脇役として欠かせない発泡スチロールの再利用・再資源化のために生み出されたリサイクルシステムです。

　「ドラム缶さえあれば、環境保護と処理費のコストダウンが図れる」というローコスト・簡易処理法なので、大掛かりな設備は一切不要。

　発泡スチロールの再生の道を開き、常識をくつがえす画期的な再資源化システムです。

すぐに始められる、負担が少ない。

• 小工程で容易な作業性。現状処理時間の短縮を図ります。

　リサイクル溶剤は発泡スチロールを瞬時に溶解、ゲル化するため、発泡スチロールを小さく割るなどの前作業は不要。溶剤に発泡スチロールのみを溶解し、ゲル状生成物は手や壁面などに付着しない性質をもつため、異物・混入物などを容易に除去することができます。従って、ラベル・シール等の除去や洗浄作業も必要ありません。

• 設置場所を選びません。

　リサイクル溶剤によって発泡スチロールをゲル化(溶解)する際、大掛かりな設備は不要。処理の場所を選びません。リサイクル溶剤の取り扱いは危険物第四類第二石油類ですので灯油や軽油と同等です。

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リサイクル溶剤による発泡スチロール(ＰＳ)リサイクルの流れ